そいえば

去年の夢チカライブには、フジファブリックが出てたんだよねー、とかしつこい??考えてる時間も少なくなってきて、こうやって普通になってくのかなーとか思ったりしてたんだけど、昨日、今日とまた悲しくなる感じで。志村が死んじゃったことで、本当に当たり前のことなんてないんだって知ったけど、そんなの志村じゃなくたって良かったのに、って。志村が死んだとか関係なしに、純粋にフジファブリックを聴けるようになりたいって思うのに、いちいち痛みがついて回る。何聴いたって泣けちゃう。ライブのこと、思い出す。高音出なくて、苦しそうな顔しながら顎上げて歌ってる姿とか。アンコールでいつもやってた、物販紹介のミニコントでニヤニヤ嬉しそうにしてる姿とか。山内側前方で見るのが定位置だったから、私の想像の中の志村はいつもななめ左方向。5周年ツアーでは、ステージを右へ左へよく動いて煽ってたっけな。
前に、クロニクルは遺作にはふさわしくない、って言ったけど、改めて聴くと、逆なのかなって思うようになってきた。志村の心情が痛々しいくらいに赤裸々に記されていて、今までのどのフジファブリック作品よりも、志村の温度が伝わってくる気がする。クロニクルが完成した時のメルマガ、赤富士通信で志村が「渾身のアルバムを作っちゃったんで、寿命が5年縮まりました。あと何年生きられることやら…。」なんてコメントしてて、笑えません。まぁ、好きなアーティストの、遺作にふさわしい作品はこれだ!!なんて冷静に言えるようなできたファンじゃないですよ。ついでに言えば、「ゆっくり休んでね」なんて全然思ってなくて、「できることなら今からでも、もう一回這い上がって出て来て、レコーディングやって、ライブもやって、いっぱい曲作れーー!!」とさえ思ってます。


CHRONICLE(DVD付)

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