夢と希望と愛、と

好きなバンドはフジファブリックだけじゃないです。
まぁ、三本の指に入ることは確かだな。でも、「どんなバンドが好きなの?」って聞かれたときに、迷わず一番に「フジファブリックです!!」と答えるわけではなかった。(過去形なのは、今「フジファブリックがいちばんすきです」と言うことは、単純に一番フジファブリックが好きだという以外のニュアンスが伝わってしまうからです。悲しいかな、今となっては他のバンドを挙げるのとはちょっと意味が違うくなるんだろう。)時と場合(相手の音楽的嗜好とか?)による。でも、今ここの昔の記事見るとやっぱりフジの話題が一番多いし、志村が死んでから、もしこれが志村じゃなくて他の誰かだったら…なんて悪趣味な想像をしても、やっぱり志村が死ぬのが一番つらい気がしない?って思ってて。でも、志村が死んで悲しくて、泣いてばっかりの自分がいる一方で、アーティスト相手に毎日毎日泣いて、いい大人がどうしたよ?って思う冷静な自分もいて。好きなアーティストが亡くなったからって、一か月も泣き続けるなんて状況、冷静な自分からしたら気持ち悪いとさえ思うんだよ。夢中になってる姿とか、恥ずかしいと思っちゃうタイプだから。何事にもなかなか熱くなれないっていうか。だから、冷静な自分に言い訳したかった。で、考えてて思ったけど。
私、「志村の夢は私の夢です」みたいな意識でいたわ。うん。志村の夢に自分の夢を、重ねてしまってたようだよ。武道館でライブしたいとか、第二の夢が叶うよって富士急ライブが決まったりとか、そういうのが、自分が行ける・行けないとか関係なしに、嬉しかったり、叶って欲しかったりしたんだよな。だから、志村が死んだことでこれから、それらの夢が叶わないのかって思うことが、すごい悲しいんだ。別に自分は楽器もろくに出来ないし、武道館でライブしたいとか思ったこともないけどね。でも、好きなバンドは色々あれど、夢を重ねるバンドなんて、他になかなかないんだよ。まぁ、スターをライジングでサンステに立たせてあげてほしいな、くらいかな。いや、それは希望かー。
志村が死んだ時、いろんな人のブログで志村の話がされてて、その時もすがる気持ちで色々読んでたんだけど、今になってまた、志村について書いてあるファンの人たちのブログとかよく読んでます。一か月前よりも、気持ちが近い人たちが多い気がして。志村會の様子も色々書かれていたし。それにしても、よくさ、有名人とか誰かが亡くなった時に「彼には、暗い雰囲気は似合わないから、明るく送りましょう」とかあるじゃないですか。でも、彼は暗いのがよく似合うから困るよね。BGMもさぞかし涙を誘ったことでしょう。写真も、何かやけにかっこいいやつが使われてて「おいおい、志村、かっこいい人みたいになっちゃってるけどさぁ?そんなんだっけ?」なんて、笑ってしまいます。



赤黄色の金木犀

赤黄色の金木犀