わたしのフジフジ富士Q日記:その2

出演者が出演順に紹介される映像が流れ、フジファブリック奥田民生が登場!!SEはなかったかな。(追記:そーいやぁ大地讃頌だったわ!忘れ過ぎ笑)久々のフジファブリックメンバーを見てあれこれ思うというよりは、緊張と、これから何が起こるのか??あまりにも想像がつかないステージをしっかり目と心に焼きつけようと集中しようとしていた感じでした。あ、こっから長いす。




奥田民生
桜の季節
民生の桜の季節でスタート。きっと多くの人の予想通りの曲だったんじゃないかな。フジファブリックが、演奏している。いつも見ていたみたいに、演奏している、というのに胸がいっぱいに。あれから、他のバンドのライブを見る度に、楽しければ楽しいほど「でも、フジファブリックはこんな風に演奏することはもうできないのかなぁ」と思ってしまっていたので、すごくうれしかったな。1曲で顧問はあっさりいなくなる。「民生さんまた出てきますから」とダイちゃん。そうだよね!!

安部コウセイ(HINTO)

モノノケハカランダ
キメキメの安部コウセイ。ギターを持って総くんと向かい合った時点で「モノノケかな??」と思ったらキターー!!かっこよかった。

ハナレグミ
ダンス2000
ルーティー
ハナレグミが歌うと、化学変化を起こすなぁ。ダンス超かっこよかった!!バタ犬ぽくて。ダイちゃんが鍵盤ハーモニカを持ち出したので、何をやるんだろうと思ったら、ルーティーン!!ルーティーンはそりゃー良いです。めちゃめちゃ良いです。まさかルーティーンが富士Qで聴けるとは思わなかったな〜。

・クボケンジ(メレンゲ
バウムクーヘン
赤黄色の金木犀
クボさんは、志村のことが本当にだいすきなんだろうなぁというのが伝わってきました。今日のメンバーの中でフジファブリックとの付き合いは一番長いかも、という話。志村とは同じマンションの2,3階に住んでますと。同居じゃないよ!!って。

斉藤和義
地平線を越えて
笑ってサヨナラ
フジフジ富士Qガイドブックでかっこよかったと言ってた曲は地平線のことだろうなぁと思っていたので、納得の選曲。和「何でこんな変なの。誰か止めなかったの?」山「止まらないんですよね」和「…だめだね」なんて、ゆるーく笑わせてくれました。笑ってサヨナラは、フジファブリックが生で演奏しているのを見たことがなかったので、ここでやるなんてずるいーーって思いました。めちゃめちゃ良い曲なんだもんな。

・ハヤシ(POLYSICS
TAIFU
B.O.I.P
トイス!!」といつものオレンジつなぎで現れたハヤシ!!メンバーも(もちろんトシちゃんも!)ポリバイザーを装着!!本人から借りたそうで、総くんのには「カヨ」って書いてあったと。ハヤシが歌うと一気にポリになるね!アガります!B.O.I.Pとか笑えたな〜!!「すぅりぃぬぅけぇロォゥッ!!(高)」みたいな。(わかりづらい)そして、ダイちゃんがカヨちゃんぽく鍵盤を弾く姿にも笑った!!超似合うーー。たまにポリのステージで弾けば良いよ!!みんなの「トイス!!」も決まってました。(with out加藤)

藤井フミヤ
タイムマシン
若者のすべて
こちらもフジフジ富士Qガイドブックで「僕はバラード担当でいこうかな」と言っていたので、それが良いよ!!と思ってましたが(BSフジイを見てた限りではそう思った。というか、曲云々以上に志村の声との相性があんまり良くない気がする)タイムマシンはかなりハマっていた!!さすが、でした。若者のすべてからHINTO伊東氏がギターで参加。若者のすべては一緒に口ずさみました。手拍子したり、手振ったり、一緒に歌ったり。それは志村に届けたいというフミヤ氏の気持ちが表れたからこその「若者のすべて」だったと思う。

氣志團
ダンス2000
茜色の夕日
一旦転換を済ませてからの氣志團ちゃん。氣志團コスの人もいたし、フジファブリックファンには氣志團から流れている人も多いはず。(私もそう。)BE MY BABYで登場!!ワンナイを聴いて志村が「ディスコ、いいっすね」と言って作ったというダンス2000と、実家に帰ろうとしていた志村に團長が「あの曲をくれ」と言った、でおなじみの茜色の夕日。やっぱり氣志團は盛り上げ方が違うな〜。一気に客席の温度が上がった感じがした!!ダンスのアウトロでワンナイの振りしてたなー。MCも、志村が初めて作った曲「武田の心」について話してくれたり。茜色のイントロをランマが弾いてる姿は、何かぐっときた。ギターソロを弾くトミーも。昔からの仲間とこういう舞台で共演できるなんて、感慨深いものがあるだろうな。

・和田 唱(TRICERATOPS)
Strawberry Shortcakes
陽炎
またまた転換をはさんでまずはフジファブリックが登場。メンバーが出てくるから立ち始めたお客さんに対して「まだ座ってていいですよ、転換中なんで」と総くん。前半は特にだったけど、転換中がゆるい(笑)。普通に無言とかなんだもん。お客さんもどうしていいのか、って感じで。「ダイちゃーん!!」と声をかけるファンに対し、指を鉄砲にしてバーン、とするような動作をするダイちゃん。あちこちから呼ばれてあちこち撃つダイちゃん。「そうくーん」と呼ばれて撃つ総くん。「かとーさーん」に対して「え、俺??」な加藤さん。そうこうしているうちに転換も終わって和田さん登場!!かっこいいーー。和田さんかっこいいよー!!そして、Strawberry Shortcakes!!意外な選曲!!最後のギターで総くんと和田さんが顔見合せながらなんかやってたのがかわいかったしーー!!「ダイちゃん、総くん…もっと会話に入ってきてくれるって言ったじゃん」なんて真剣に言うから笑ってしまいました。富士山が見え始めたのはこの頃だったかな?木がいっぱいで客席からは見えなかったので、「あの草全部切りたいね!」と言って、「あれ、木です…」とつっこまれる和田さん。そして、陽炎は和田さんにとっての特別な曲と言って演奏してくれました。

真心ブラザーズ
TEENAGER
線香花火
ここで、ツアーでは加トークのコーナーというのがあったので、今日は加とっちのコーナーを!!とダイちゃんが振って加藤さんが喋りだす。「今日俺、トイス!!しかまだ言ってない…」と言いつつ「富士山」でなぞかけ。「整いました!!」超早い(笑)。「富士山とかけまして、好きな女の子の部屋ととく」その心は?!「登頂(盗聴)したい気持ちもやまやまだなぁ…」うまいが盗聴て!!(笑)やっぱり、意外と志村イズムにいちばん近い感覚を持ってるのは加藤さんなんですね(違)。そんなこと言ってるうちに「長いよ〜!!」と真心兄さん登場!!抜群の安定感。YO-KINGの声いいっすよねー。大サビ前の間奏が長めだったかな。TEENAGERが終わるとスカパラホーンズが登場して一緒に線香花火。かっこよかった!!めちゃめちゃかっこよかった!!

スカパラホーンズ
線香花火
Surfer King
線香花火では後ろでにいたメンバーが前に出てきて「わたくし、こう見えてもサーファーでございまして〜」と北原さん。もちろん曲はSurfer King!!インストバージョンで。志村不在を実感させられつつ、でもそれで良いな、と思ったり。一緒に歌うしかないしね!!鉄板です。

PUFFY
DOKIDOKI
ByeBye
PUFFYが歌い始めたら「わー!!CDと一緒だっ!!」てすごい思ったんだよな。それはPUFFYが本当にCDと同じような歌声だったからなのか、それまでCDと違う人が歌ってたからなのか、と思ったりしたんだけど。どちらもすごく好きな曲なので、聴けて嬉しかったー。ByeByeのコーラスするフジファブリックとか、良いね。ダイちゃん自慢の物販蝶ネクタイにB.O.I.PTシャツの二人。蝶ネクタイをしてるお客さんに対して「これ買った人はよっぽどお財布がぱんぱんだったんですね」と若干ディスられつつ。でも翌日のLIVE FACTORYでも由美ちゃん蝶ネクタイしてたよー。

片寄明人(Great3,Chocolat&Akito)

サボテンレコード
椅子が用意されて、アコースティックセットで花。レコーディングで使用したというギターとハープで演奏してくれた片寄さん。最近のブログ更新についても触れていました。そしてエレキギターに持ち替えてサボテンレコード。バンドとしてすごく大事な時期を一緒に過ごした人なんだろうなぁ。というのが、すごく染みました。本当、フジファブリックはみんなに愛されているなぁ。

吉井和哉
マリアとアマゾネス
Anthem
マリアとアマゾネスのイントロのコーラス。一人声が足りない。そういう時に「志村、いないなぁ」って思ったな。そこをあえてそのままなのが良いとも思うんだけど。そして吉井さん登場!!オーラ!!この選曲も意外だったけどかっこよかったー。吉「昨日の食事会では下ネタばっかりだった…」ダ「下ネタは、平和ですからね」と。「富士山見えてるって言ったの?!」「民生くんのライブをここで見て、っていうのは言ったの?!」と心配気味な吉井さん。今まで各方面では「志村は一番後ろのブロックが不満で、一番前まで走りだし警備員に端によけられた」的なエピソードが語られていましたが、実際は「チケットがないのに森から会場へ侵入し、警備員につまみ出された」だったんだなぁ。どおりで、化石採集に行った時に誘われたエピソードが、いまいち「何故??」と思ってたんだ。そのまま森を越えて行ったんだね。「今日そういう奴がいたら、原田さん(社長)がSMAに入れるって言ってた」らしいです。そしてAnthem。壮大な名曲。「三日月!」と指さす先には三日月さんがいました。だいぶ夜になっていました。圧倒されたな。これは。途中ハプニングもありましたが。私が見ていた印象では、スタッフが即、というよりも一瞬間があって、もう少し早く止められなかったのかとハラハラしましたけどね。

くるり
Sunny Morning
銀河
最後はくるり!!二人がセンターに登場。岸田さんが総くんと向かい合って始まったのはSunny Morning!!この曲はライブでよくやっていたイメージがあるなぁ。そして、どうなるんだ?!と思ってた2人のベーシストですが、加藤さんがギターを!!さら〜っと弾いておりました。なんか得した気分だ。そして、岸田のMC。「フジファブリックでは、志村と話をすることが多かったんで、こうして演奏してるのが不思議な感じですが…」と言いつつ「フジファブリックは今、日本で一番かっこいいバンドです!!」と言っていました。本当にそうだなぁと思いました。そして、初めて聴いて衝撃を受けたという銀河を演奏。今度は佐藤さんがギター。志村のカッティングは佐藤さんが。いつも志村は当たり前に歌ってたけど、あれ歌いながら弾くのって超大変だもんね。銀河もライブでは絶対に聴きたい一曲です。

くるりがはけて、ダイちゃんがみんなを中央に集めて退場。集まるフジファブリック、新鮮。
拍手が続いてアンコール。

フジファブリック
会いに
きっとやってくれるだろうな、と思っていましたが、どきどきしたな〜!!アルバムで総くんが歌うって知った時には、よかったな、嬉しいな、くらいにしか思っていなかったんだけど、その姿を見たらフジファブリックの決意が感じられた気がした。色んな思いはもちろんあるけれども、前に向かって進んで行くフジファブリック。そこには確かに今のフジファブリックがいました。そして、総くんが全力で歌う姿は志村と通ずるものがあると思ったな。

奥田民生
茜色の夕日
この曲以外では終われないでしょう。志村少年が衝撃を受けたその人が、志村の作った名曲を歌う。「最後やなんですけど」なんて言いながら。出来すぎた物語だよ、本当に。

民生がはけて、またダイちゃんが招集かけて集まるフジファブリック。「僕たちはこれからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします」というようなことを言ってくれました。
そして、出演者とフジファブリック、志村、の写真が若者のすべてに合わせて流れて、そこでもう号泣。悲しいとか、悔しいとか、そういう気持ちがあったのか思い出せないけど、終わったんだーって思ったらもう涙が止まらなかったです。そして、花火。

ずっと、当日ステージを見てしまったら、泣きっぱなしで全然集中できないんじゃないかと思っていたんですけど、実際は逆でした。まぁ、ふとした時にじわーーって涙が溢れてしまった時は何度かあったんだけど、号泣、はしなかったんです。それは、そこに今のフジファブリックがいるということが、メンバーが出てきた瞬間からわかったから。泣いてる姿を見せちゃいかん!!(見てない…??)と思いました。
フジフジ富士Qは、志村の追悼ライブではないんだ、志村が夢見たイベントなんだ、っていうのがすごくしっかり表現されていたと思います。だから、ステージに3人しかいないのを見たら、実感がわくのかなぁってずっと思っていたのも、その時は意味がわからないままでした。でも、帰ってきてフジファブリックを聴いたら、もうだめで。わーわー泣きました。そこで、自分でもようやく「あぁ、志村はもういないんだ」っていうことが、理解できた気がしました。もう志村が歌う姿を見れないんだ、という意味で泣けました。今までは、志村がこれからライブができない、曲作れない、音楽できないんだ、とかが悔しいと思っていたけど、そこに関しては、しっかりフジファブリックのメンバーが受け継いでいるから大丈夫だと思えた。それはこれからのフジファブリックを見たからこそ、実感できたことです。
本当、フジファブリックを好きでよかった。なんてかっこいいバンドなんだろう。ありがとうの気持ちでいっぱいだなー。