言葉にならしまへん 笑顔を見しとくれやしまへんやろか@ペニーレーン24

くるり×山内総一郎。素敵やーー。
というわけで、くるりライブの感想です。どうしてもフジファブリックファン、山内総一郎贔屓、な視点になってしまうので、くるりのファンの人が求めるような内容にはならないと思いますが(もちろん、くるり大好きなんですけどね!!)、「フジファブリックファン的感想」として読んでいただければ良いかと思います。
この先ネタバレしてるので、注意してくださいねー。しかもだらだらと長い。






事前に山内下手情報を頂いていたので(ありがとうございます!)、下手側中盤で待機。10分位押したでしょうか。メンバーが登場!!岸田さんはチェックのシャツ、佐藤さん白シャツ(…にパーマーーー!!さらさらヘアーがいいよーー!!)、boboさんTシャツ、総くん白シャツ(襟元に柄有)で登場!!
では、さっそくセットリストいってしまいます!!

1.オープニング
2.ハイウェイ
3.ワンダーフォーゲル
4.鹿児島 おはら節
5.目玉のおやじ
6.コンバット・ダンス
7.ハヴェルカ
8.温泉
9.さよならアメリ
10.FIRE
11.キャメル(映画主題歌)
12.犬とベイビー
13.ブレーメン
14.Morning Paper
15.アナーキーインザムジー
16.東京レレレのレ


En1.太陽のブルース(岸田弾き語り)
2.青い空
3.街
4.ロックンロール

序盤でハイウェイ→ワンダーフォーゲル、とは!!しかもワンダーフォーゲルシタールギターを弾いていた(はず)のが意外でした!!シタール結構活躍してたなぁ。コンバット・ダンスでもCDにはないシタールギターのフレーズが大胆に入っていて。コンバット・ダンスはアルバムの中でも結構好きな曲で、あのさらっとした感じが好きだったりもするんだけど、「イントロであったり、間奏であったりにギターの印象的なフレーズがある」っていうのはフジファブリックのお得意な所なので、山内ギターの特徴を感じました。札幌は土地柄なのかお客さんがすごくおとなしくて、ハヴェルカの「ララーララー♪フー!!」の所で照明が客側を下から上へ煽るように照らすも、お客さん真顔(だったんだろうなぁ、)て感じだったり。
中盤はアルバム曲を中心に、映画主題歌になったという新曲も披露。「ここから、間奏がめちゃめちゃ長い曲とかあるので、その間暇やったら何か飲んだり、たばこ吸ったりしてきていいです」なんて言いながら「まずはこの曲で体を暖めて」とブレーメン!!ブレーメン、好きです。からのMorning Paper!!これかなり良かったですー。かっこよかった!!!本当山内視点でごめんなさいなんですけど、ギターかき鳴らしてコーラス(基本コーラスすることが少ない)→体反らし気味で腰落す低い姿勢でジャカジャカーの感じが「わぁ、総くんがギター弾いてる、そう、この感じだ!!」ってフジでの姿を思い出させられたというか。くるりはわりとふんわりというか、体揺らしつつ穏やかに演奏するような曲が多かったから、この曲で「うぉう!!」ってなったんですけど、伝わらないかな(笑)。そしてアナーキーインザムジーク!!これが間奏がめっちゃ長いという一曲だったんですけど、それが楽しかった!!岸田さんの「総一郎、ブルース!!」「イカの人!!(佐藤さんのこと)ジャズ!!」「肉食系(boboさん)、札幌のしんしんと降り積もる雪!!」「総一郎、すすきの!!」というコールに応えるメンバーの演奏が楽しかった!!ストーリー仕立てになった末に「あぁ、カラオケいこ」との声で佐藤さんが歌いだしたのは爆笑でした。本編ラストのレレレでは、客席を3つに分けてコーラスをして、最後は高速レレレになったり。
アンコールではまずは佐藤さんが登場して物販紹介。「正直、ツアーでこの規模のライブハウス回っても儲からないんですよ。というか、赤字なんです。いや、ツアーってそういうものなんですよ!!」なんて言いながら「今回なかなか売れてます!!アンテナ以来かなぁ…」と各グッズを紹介。全編通してですが、本当にあの、佐藤さんの物腰の柔らかさっていうのはどうしたらあぁなれるのでしょう。究極の癒し系だと思うよ。パーマだけは早くおとして欲しいけどなぁ。で、岸田さんも途中から出てきて茶々入れつつ、グッズ紹介が終わると佐藤さんは退場。岸田さんが「マイク使わないで一曲弾き語りをやります」と太陽のブルース!!これもすごく良かったです。ぐっときました。そしてみんな戻ってきて、総くんはアーシャツ(白)で登場ー。boboさんは紺。アンコールツアーTっていうのもあるあるです。「何やるか相談します」といって青い空!!これはテンション上がりました。続けて街!!そして最後に一曲、とまたまた相談してロックンロール!!くるりの曲の中でいちばん好きな曲でもあるので聴けて嬉しかったです。ですが、先日ここで書いた臼田さんネタバレ事件で「ロックンロール、街、ブレーメン」の3曲の曲名が出ていたので、「あぁ、今日もやってくれてよかったな」と思ってしまうというか。3曲ともすごく好きな曲だから、知らなかったらもっと「きたーー!!」って感動を味わえたのになぁと悔しい思いがね、ありましたよ。そんなに根に持つタイプじゃないんですけどねー。こればっかりは、怒ってるというより悲しかったんですもの(十分根に持ってる)。
MCでは岸田さんがライブ前に札幌の地下鉄に乗ったという話、昔北見でライブした時に屈斜路湖まで行って砂湯を掘るも、入れるような温泉は出てこず、OPPになり、トイレもなく、上質を知る男になった…とか、じゃがバターがめちゃめちゃ好き、ホテルで食べたくなったので、コンビニでギザギザタイプのポテチを買った、とかとか。総くんは敬語なんだな。かるーい下ネタぽい話にも「あぁ〜」的な表情は浮かべつつも、決してうなずきはしない山内くんがすきです。ライブ中に総くんが発した言葉は「(砂湯を)手で掘ったんですか?」「(じゃがバターが)好きですよ。昨日食べましたよね」「(ポテチが)僕も好きですよ。ギザギザタイプのがいいですよね」とかくらいかなー。
くるりでのギター山内は初めてみましたが、すごく自由度高くやらせてもらってるというか(何様)、CDにはないようなフレーズとかアレンジも多くて、ギタリスト山内の本領発揮!!感が高かったかなぁ。せっちゃんの時はCDを再現的な部分が多かったと思うので。でもサポートギタリストって本来そういうものだと思うんですけどね。
フジファブリックのギター山内がすきだー」って思ってたし、もちろん今も思ってるんですが、くるりで演奏する姿を見て、ギタリスト山内総一郎がすごく好きだし、フジファブリック以外の場でも、こんなにのびのびと演奏する場があるというのは幸せなことだよなぁと思いました。同時にフジファブリックについても色々また考えたりしたので、今後まためんどくさいようなことを色々と書くかもしれませんけども。くるりで演奏する姿をこうして見れて、本当に良かったなぁって思います。次はいつ、どんな場で見られるのでしょうかねー。でもたくさん笑って楽しそうだったな。会場がちょっとおとなし過ぎたかなぁっていうのはあるんですけどね。せっかくペニーレーンで見れるのだから、もうちょっと盛り上がってもいいのになーって。でもダブルアンコールを求める拍手の鳴り止まなさからしても、みんな静かに熱く楽しんでいたんだと思います。良いライブって、終わってからもじわじわと心地いい余韻に浸れるものだったりもすると思うし。
くるり、今年はRSRで見れたら嬉しいなぁ。